CADを駆使した墨出し

墨出しスタッフのぬまっちです
年に1回くらい
このような複雑な物件の墨出しを依頼されます
正攻法で光波を据えて、距離と角度で墨出すとなると

時間もかかる上に、精度も落ちる懸念があります
そこで、当社では「座標」として右図を数値化し
SIMA形式ファイルを作成
光波本体にそのデータを保存し、現地へ向かいます

データは現場へ乗り込む前に作成しております
ひたすら長~い数字を
CADから拾ってソフトで入力していきます


右表は工事長がひたすら丹念に打ち込んだ
血と涙の結晶の座標データです

この作業・・・地味ですが
ここで間違えると当然
現場で作業中に泣きを見るのでw
慎重に入力し、何度も確認をし
整合性チェックするために
SIMAファイルから逆にCAD図を起こして
元の図面と誤りがないかチェックします


今回は現場内の座標系で終結してますが
日本地図系の求積座標も測量屋さんのように
データ入力して持ち運ぶこともできるので
市街地から離れた広大な敷地でも
墨出しは可能です

IOSのみではありますが
スマホをかざすと、その場所の座標を大まかに
表示できるアプリも今は有るので
それを使って確認したりもします

余談ですが
JWCADの斜線や円で「ジャギー」による
ギザギザで見づらくて
もっと滑らかに表示出来たらなぁ?って
思うことありませんか?
現場携わる方ならば既にご存じかもしれませんが

ぬまっちのCAD豆知識w
JWCADのアンチエイリアシングで線を滑らかに出来ます
表示メニューから「Direct2D」と「ANTIALIAS」にチェックを付けます
そうすると、画面の線が滑らかになってちょっと見やすくなりますよ
もしご存じない方は試してみてください

 

あとShiftキー押しながら
マウスの左ボタンで図面をこするように動かすと
図面が自由に移動できます
JWCAD歴の長い方は逆に知らない方も多いのでは?

日々CADも進化してますね(^^♪